導入について

【家を建てた後からでも?】

内装工事

全館空調システムは理想的な空気環境を実現することができますが、取り付けるには最適のタイミングがあります。それは、家を新築する時です。 もちろん建てた後でも導入は不可能ではありませんが、壁や天井をはがして工事する必要があるため、大規模なリフォーム工事をすることになります。 しかし新築時なら、あらかじめ室内機の設置スペースを確保できますし、天井や壁を貼る前に配管することが出来ますので、ムダが生じません。 全館空調を導入するなら、やはり新築時がベストです。

【どのタイミングで検討?】

家の新築時に全館空調の導入を検討する場合、できるだけ設計の早い段階で検討されることをおすすめします。 家の設計には間取りや空間構成をプランニングする基本設計の段階と、ディテールを詰めていく段階があります。 もちろんディテールを詰めていく段階で検討を始めても、施工前なら全館空調の導入は可能ですが、基本設計の段階であれば間取りや空間構成の自由度が大きく広がるからです。 ルームエアコンだと冷暖房の効率や、メンテナンスを考えると躊躇しがちな吹き抜け空間や間仕切りの少ないワンルームなども、全館空調なら大丈夫です。

【一年中運転?】

全館空調システムは、24時間365日連続運転することで能力を十分に発揮します。 基本的には常時運転が原則ですが、春や秋の中間期に、長期間家を留守にする場合には空調を一時的に停止することは可能です。 ただしその場合にも、換気システムはかならず常時運転にしましょう。